働き方改革の施行やリモートワークの普及から、副業に興味を持つ方が増えています。

パーソル研究所が2021年に公開した「第二回 副業の実態・意識に関する定量調査」によると、条件付きを含めて副業を容認する企業は全体の55.0%と、2018年の調査よりも3.8ポイント上昇していることがわかりました。

徐々に副業を行いやすい環境が醸成されるなか、「収入源を増やして将来に備えたい」「隙間時間をもっと有効活用したい」と考えている方も多いでしょう。

この記事では、おすすめの副業や種類、選び際のポイントを解説します。

自分に合う副業を見つけ、スキルアップや収入アップを目指しましょう。

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目次

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副業は稼げる?始めた理由や収入割合

副業は稼げる?始めた理由や収入割合

働き方改革の推進により副業を解禁する企業が増えている中、周りの人がどのような副業にチャレンジしているのか、そもそも副業は稼げるのかという点は気になるポイントではないでしょうか。

ここでは、参考となるデータをもとに副業を始めた理由や平均収入を紹介します。

出典:株式会社マイナビ「副業の平均月収は「5万9,782円」。希望と実態のギャップは「7万2,764円」で半分に届かず」

趣味や将来の不安から始める人が多い

マイナビ転職が2021年に実施した副業調査によると、副業を始めたいと思った理由は、「金銭的不足・不安」が圧倒的多数を占めていました。

そのほか、「スキルや経験を身につけたい」「新しいライフワークを見つけたい」という意見も少なからず存在しています。

副業を始めたいと思った理由の上位は、以下の通りです。

副業を始めたいと思った理由 全体に占める割合
お小遣い・趣味に使える収入を増やしたい 52.8%
将来への備え・貯金を増やしたい 48.3%
将来の収入に対する不安を解消したい 40.4%
スキルや経験を身につけたい 22.8%
生きがいやライフワークを見つけたい 22.1%

これを見ると、ほとんどの方が金銭的な理由で副業を始めていることがわかります。

スキルアップや新たな働き方の発見など、副業をキャリアアップの手段として活用している方は、少数派だといえるでしょう。

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副業の平均収入は約6万円

同じくマイナビ転職の調査データでは、副業を行っている方の平均収入も明らかになっています。

以下の表は、「副業で月に得たい収入と実際に得ている収入は?」という問いに対する回答です。

副業の収入 希望の副業月収割合 実際の副業月収割合
3万円以下 14.1% 47.2%
3万円超~5万円以下 31.3% 21.1%
5万円超~10万円以下 28.2% 17.6%
10万円超~20万円以下 12.9% 10.6%
20万円超 13.5% 3.5%

多くの方が3万円から10万円程度の副業収入を希望しているのに対して、実際には副業で3万円以下の収入しか得られていない方が約半数にのぼることがわかります。

ニュースやネット記事では「副業で◯万円!」という見出しが溢れていますが、実態は中々稼げずに苦戦している方が多いようです。

1週間の稼働時間は20時間以下が多い

副業の平均稼働時間は、厚生労働省が公表している「副業・兼業に係る実態把握の内容等について」を見ると、実情が把握できます。

調査によると、副業における1週間あたりの平均稼働時間は以下の通りです。

副業における1週間あたりの
平均稼働時間
全体に占める割合
5時間未満 23.0%
5時間~10時間未満 24.3%
10時間~20時間未満 25.6%
20時間~30時間未満 10.4%
30時間~40時間未満 4.9%
40時間~50時間未満 6.3%
50時間~60時間未満 2.8%
60時間~70時間未満 1.5%
70時間~80時間未満 0.5%
80時間以上 0.8%

1週間の平均稼働時間は、5~20時間(1日0.7~3時間)未満が主流だといえますが、20~50時間(1日3~7時間)働く方も少なからず存在します。

マイナビ転職の調査データでは副業で理想とする金額を得ている方が少数派だったこともあり、成功している方ほど遊ぶ時間や寝る時間を削って努力されているとも考えられます。

出典:厚生労働省「副業・兼業に係る実態把握の内容等について」

副業を選ぶ際のポイント

副業を選ぶ際のポイント

前述した調査データからわかるように、副業したからといって必ずしも希望する収入を得られるわけではありません。

そのため内容や稼働時間など、いかにして理想的な副業を選ぶかという点が重要となります。

以下で紹介する4つのポイントを参考に、自分にとって価値のある副業を選び分けましょう。

会社の就業規則を確認する

副業を開始する前に会社の就業規則を確認し、勤務先が副業を許可しているかどうかを把握しておきましょう。

基本的に個人の自由ですが、就業規則で禁止されているにもかかわらず副業を行った場合は、注意指導や懲戒処分といった会社からの罰則を受ける可能性があります。

副業を許可している場合でも事前申告を求められたり、自社の不利益になる行為が禁じられたりと、会社ごとに独自のルールが設けられていることが多いです。

後々問題にならないよう、事前に勤め先に相談しておくことをおすすめします。

本業に影響を与えないもの

パーソル研究所が2021年に発表した「副業に関する調査結果(企業編)」によると、企業が副業を禁止する理由で多かったのは以下の3つの理由です。

  • 自社の業務に専念してもらいたいから
  • 疲労による業務効率の低下が懸念されるから
  • 従業員の過重労働につながるから

いずれも副業が従業員の大きな負担にならないかを懸念しているように見受けられます。

副業が軌道に乗ったからといって力を入れすぎると本業の仕事に集中できず、ミスや漏れが増えてしまう可能性も考えられます。

本業に影響が出てしまった場合は、副業を禁止されてしまうケースも有るようです。

あくまで本業を最優先とし、生活バランスも考えながら取り組みましょう。

参考:株式会社PR TIMES「株式会社パーソル総合研究所、副業に関する調査結果(企業編を発表)」

スキルアップにつながるものを選ぶ

「会社で習得したプログラミング知識を使って受託開発を引き受ける」「Webメディアの運営経験を活かして自分のブログを開設する」など、スキルアップにつながる副業を選ぶのもおすすめの方法です。

本業で得た知識を副業で活かせるように、副業で習得したスキルを本業で活用できるケースは珍しくありません。

スキルアップすることで自分の市場価値を高めることは、転職活動にも有利に働きます。

収入を増やすという目的だけではなく、自分のスキルを伸ばすという観点も意識しましょう。

成果を焦らず地道に続ける

今ではインターネットを駆使して多様な副業を選べるようになりましたが、中には短期間で成果が現れないものも多くあります。

たとえば、比較的始めやすいブログを開設してアフィリエイトを行う場合、SEO(検索エンジン最適化)対策を施して集客効果が現れるまでに、少なくとも半年以上の期間がかかります。

昨今人気のYoutubeも、収益化を実現するまでは長い時間を要する場合がほとんどです。

中々しっかりとした収益が発生しないため、途中で挫折してしまう人も少なくありません。

しかし、時間をかけて自分なりのやり方を見つけることで、本業以上に稼げるようになる場合もあります。

副業では短期的な収益だけではなく、より長期的な視点を持ってコツコツと地道に続けるのが賢明だといえるでしょう。

初心者におすすめの副業

初心者におすすめの副業

ここでは、初めて副業に挑戦する方でも手軽に始められるおすすめの副業を3つ紹介します。

副業初心者でない方にもおすすめできるものですが、特に初心者の方にとって手軽に始められるものを選びました。

最初は簡単な副業から試してみたいと考えている方は、以下を参考にしてみてください。

1. ポイ活

ポイ活

「ポイント活動」を省略した言葉で、効率良くポイントを貯めて、ショッピングや現金交換などでお得に活用する方法です。

一般的にポイントを貯めるには、クレジットカードや電子決済サービスを利用する必要がありますが、ポイントサイトに登録して資料請求や会員登録といった案件をこなしてポイントを獲得する方法もあります。

貯まったポイントを有効活用すると、生活費の節約や副収入の獲得など多くのメリットが得られます。

専門的な知識がいらないため、「手軽に副業を始めたい」「スキマ時間を効果的に活用したい」という方におすすめです。

2. データ入力・文字起こし

データ入力・文字起こし

データ入力とは、クライアントから要望があったデータをタイピングで打ち込むか、Web上からさまざまな情報をまとめて、コピー&ペーストで入力する仕事です。

文字起こしとは、クライアントから渡された音声データを文章化する仕事を指します。

どちらもアイデアよりも正確性が求められるため、単純作業が得意な方におすすめです。

単価が低めに設定されている案件が多いものの、経験やスキルがない初心者の方でも気軽に始められます。

3. アンケートモニター

アンケートモニター

アンケートモニターは、商品やサービスなどに関するアンケートに回答することで、謝礼としてポイントや報酬がもらえる仕事のことです。

現金ではなくモニターサイトの独自ポイントが付与されるのが一般的ですが、貯めたポイントは電子マネーやギフト券、現金などに交換可能です。

隙間時間で気軽に作業できるものが多いため、忙しい会社員の方でも移動中や帰宅後に取り組みやすいでしょう。

女性におすすめの副業

女性におすすめの副業

次に、女性におすすめの副業を3つ紹介します。

もちろん、女性しかできない副業ではありませんが、美容や家事など女性の方が得意なことが多いような副業を選びました。

自宅にいながら取り組めるものから、外で働ける方向けの副業まで紹介していますので参考にしてください。

1. 美容モニター

美容モニター

美容モニターは、美容系の商品やサービスを利用して、その感想や体験談・レビューなどを企業に共有する仕事です。

自宅に商品が送られてきて使用感を試すタイプの案件や、エステや美容院などに出向いて実際に施術を受けた感想を伝えるタイプの案件などがあります。

化粧品やエステなど女性に嬉しい商品・サービスが対象となっている場合も多く、美容に興味のある女性なら楽しく取り組めるでしょう。

新商品や新しいサービスを無料で試しながら報酬も得られるため、女性に人気の副業です。

2. 家事代行

家事代行

家事代行は、依頼者の代わりに家事を行うサービスで、特に家事が得意な方の副業としておすすめです。

近年の共働き世帯の増加により、料理や掃除などの家事を外注する需要が高まってきています。

家事代行の副業は、今まで培った家事のスキルを活かして働ける点がメリットです。

副業として家事代行を始める場合、専用の求人サイトに登録して仕事を受けるのが一般的です。

報酬は、時給や日給単位で計算されることが多く、行う家事の内容や勤務時間などによって金額が変わることが多いようです。

3. 在宅秘書

在宅秘書

在宅秘書は、法人や個人事業主、フリーランスの仕事に関わる事務作業や資料作成など、幅広い事務業務のサポートを行う仕事です。

オンライン秘書とも呼ばれ、パソコンがあれば自宅にいても働けるのが特徴です。

始めるにあたり資格は必要ないことが多いですが、ExcelやPowerPointなどのスキルを持っていた方が、仕事を受ける点で有利になるでしょう。

一般的に、クラウドソーシングサイトや求人サイトを通じて検索し、仕事に応募して受ける流れです

会社員(正社員)におすすめの副業

会社員(正社員)におすすめの副業

続いて、正社員として働く会社員の方におすすめの副業を3つ紹介します。

フルタイムで働いていると、副業に多くの時間を割けないという方も多いでしょう。

本業が忙しいため、限られた時間を使って副業を始めたいというような会社員(正社員)の方を想定した副業を選びました。

1. 民泊

民泊

コロナ禍が終息に向かい、訪日外国人旅行客によって生み出されるインバウンド需要の回復が期待される中、民泊も副業として注目を集めています。

民泊とは、個人が所有するマンションの一室や一軒家などを旅行者に有料で貸し出すサービスです。

すでに所有する不動産や新たに購入した不動産を貸し出すケースだけでなく、賃貸した不動産を転貸という形で旅行者に貸し出すケースもあります。

AirbnbやSTAY JAPANなどのポータルサイトに物件を登録して、予約が入ったら貸し出しの準備や予約者とのやり取りを行うのが一般的です。

ただし、民泊を始める際には行政への届け出・申請や賃貸物件であれば貸主からの許可を受ける必要があります。

事前の準備や手続きにはある程度の手間と時間がかかりますが、一度事業を始めればそれほど時間をかけなくても良い点がメリットでしょう。

2. コインパーキング

コインパーキング

活用できていない土地を保有している方は、コインパーキング経営を検討してみるのもよいでしょう。

更地にコインパーキングに必要な機器の設置をした後は、日々の管理を管理会社に委託することが可能です。

管理業務を委託することで管理費用はかかりますが、自分でクレームや清掃、集金管理などを行う手間をかけずにコインパーキング経営が行えます。

民泊やマンション経営などに比べて初期費用が少ない点や、初期設備が少ないため土地があればすぐに始められる点などがメリットといえます。

駐車料金がそのまま収益となるため、特に人通りの多いエリアや観光地、ショッピング施設に近い立地に土地を持っている場合は、高い収益が見込めるでしょう。

3. セミナー講師

セミナー講師

専門分野のスキルや経験を活かせる方は、セミナー講師の副業もおすすめです。

企業や団体などが主催するセミナーに講師として登壇することで、対価として講演料を受け取ります。

近年では、オンライン形式のセミナーも増えているため、自宅からリモートで講演する場合もあるでしょう。

講演料は、セミナーの規模やテーマ、講師の知名度などによって異なり、1回数千円から1回10万円を超えるようなケースまでさまざまです。

ストアカや日本プロフェッショナル講師協会などの講師派遣サイトに登録して仕事を受けるのが一般的ですが、最近はSNSやブログなどからオファーがくることもあるようです。

在宅している方におすすめの副業

在宅している方におすすめの副業

次に、在宅勤務や専業主婦(主夫)など、自宅にいることが多い方におすすめの副業を5つ紹介します。

なかなか家を空けられない状況の方や、小さな子供がいる方、家事や仕事の合間を有効活用したい方にもおすすめの副業です。

1. ブログ(アフィリエイト)

ブログ(アフィリエイト)

自ら開設したブログにアフィリエイトリンクを貼って収益化する方法です。

そのブログを見たユーザーがアフィリエイトリンクをクリックし、遷移先のページで商品やサービスを購入すると、購入金額の一部が収益として還元されます。

ブログといっても自分の日記を書くのではなく、たとえば「売れる営業マンになるための養成塾」や「元商品開発部がおすすめするモノメディア」など、自分の経験を元に世の中の人々が求めている情報を提供できるようなブログを開設するのが一般的です。

取り扱う商材によっても異なりますが、中には月に10万円以上安定的に収益を得ている方も多くいます。

始める際の初期費用が少ない点も魅力で、仮に失敗した場合も損失少なく撤退できる点で始めやすい副業だといえるでしょう。

2. せどり(フリマアプリ)

せどり

できるだけ安い価格で商品を仕入れて、別の方により高い価格で売って利益を得る方法です。

たとえばフリーマケットで希少価値のあるものを仕入れて、メルカリやヤフオクなどで販売すると、想像した以上の価格で売れることがあります。

ほかにも海外の卸売サイトから、日本では手に入りづらい商品を安値で仕入れ、国内のAmazonや楽天市場で販売することができます。

ある程度の利益を得るには、仕入時の交渉方法や価格設定方法などの知識を習得する必要があるため、慣れないうちは不用品を販売するところから始めてみましょう。

普段からよく商品を購入する方におすすめです。

3. テレアポ

テレアポ

テレアポとは、「テレフォン・アポイントメント」の略で、企業や個人に電話をかけて商談や訪問のアポイントメント(約束)を取る仕事です。

テレアポの報酬は、主に働いた時間に対してお金が支払われる「時給制」と、アポイントが獲得できた数に応じて報酬が受け取れる「出来高制」の2パターンあります。

パソコン作業やツール操作などの特別なスキルが必要ないため、副業として何を始めるか迷っている方でも挑戦しやすいでしょう。

電話をかけるのは主に日中であることが多いため、昼に時間がある方におすすめです。

4. 在宅シール貼り

在宅シール貼り

目の前にある商品へ淡々とシールを貼っていく内職の一つです。

時間ではなく数量単位で報酬を受け取れるため、効率を高めたり、スキマ時間をフルに活用したりするほど収入が上昇します。

専門的な知識が不要で、年齢を問わず誰でもいつでも仕事ができるのがメリットです。

自分に合う副業が見つかるまでの繋ぎとしても役立つでしょう。

5. Webライター

Webライター

Web上にある、あらゆる記事・文章制作をするのがWebライターの仕事です。

指定されたテーマ・キーワードで記事を書き、検索結果の上位表示を目指す「SEOライティング」や、Web広告や広告ページで売れる文言を考える「コピーライティング」、企業の商品やサービスを魅力的に紹介する「セールスライティング」などの種類があります。

報酬は文字単価(1文字◯円)、または記事単価(1記事◯円)で計算されます。

SEOやコピーライティングなどの専門的知識が向上するに連れ、徐々に単価の高い案件を獲得できるようになります。

専業ライターとして活躍している方も多く、「書く仕事を本業にしたい」という方におすすめです。

受託開発やシステム開発と同様に、クラウドソーシングで多数の案件が募集されています。

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スキル・資格がある人におすすめの副業

スキル・資格がある人におすすめの副業

専門的なスキルや資格を持っている方におすすめの副業を紹介します。

自身の知識や技術を活かしながら、さらに収入を増やせるような副業を選びました。

専門性が高いほど、より高い収益が見込めるでしょう。

1. 翻訳

翻訳

外国語が得意な方や海外への留学経験がある方には、翻訳の副業がおすすめです。

具体的には、企業のプレスリリースやマニュアルなどを翻訳する「実務翻訳」や、海外で出版された本を日本語訳に直す「出版翻訳」、海外の映像作品に日本語の字幕をつける「映像翻訳」などの種類があります。

いずれの仕事にせよ、マイナーな言語や専門的な情報を翻訳する仕事ほど高単価な傾向があります。

そのため、英語や中国語以外の外国語にも目を向けてみたり、本業にかかわる専門分野の翻訳業務に特化したりといった工夫が大切です。

2. 投資

株式投資だけで生活する方法

株式投資や不動産投資、FXも副業の1つに数えられます。

投資には、日々の価格変動を予測して利益を得る「短期投資」と、企業や投資信託の将来的な価値向上に期待して銘柄を保有し続ける「長期投資」の2種類があります。

チャートを見ながらコツコツと利益を積み重ねたい方には短期投資が、できるだけ保有銘柄を放置して、その成長を見守りたい方には長期投資が向いているでしょう。

最近では、YouTubeに投稿されている動画や証券会社の学習コンテンツから、無料で一通りの基礎知識が学べるため、数年前と比べて始めやすくなっています。

ただし、その分「投資詐欺」のような事件も増えています。

「誰でも無料で100万円稼げる」「元本が100%保証されている商品」など、過大なうたい文句をかかげる詐欺業者には十分に注意が必要です。

3. プログラミング(受託開発・システム開発)

プログラミング(受託開発・システム開発)

本業で培ったプログラミング知識を活かしたい方には、受託開発やシステム開発の副業がおすすめです。

求められるスキルが高いこともあり、1件あたり数万円以上の報酬も珍しくありません。

クラウドワークスやランサーズをはじめとするクラウドソーシングを利用すると、多数の案件が募集されているため、自分で営業先を開拓する必要もありません。

さまざまな企業の要望を自分自身で直接聞くことで、プログラミング知識だけではなく、課題解決能力や提案力なども養われます。

その結果、実力を身につければ本業に活かせるのはもちろん、コンサルタントとして独立することも可能でしょう。

4. 動画編集

動画編集

撮影した動画の編集やテロップ挿入などを行う副業です。

近年は、個人や企業によるYouTube・TikTokへの投稿が増えているため、高い需要が見込めます。

動画編集者としてのスキルを高めることで、安定した数のクライアントや高単価の案件を獲得できるでしょう。

高性能なパソコンが求められることから、初期費用は高額になりがちですが、動画需要の高まりもあって元をとるのは難しくありません。

「将来的に動画クリエイターとして活動したい」「作品作りに没頭するのが好き」という方におすすめです。

5. イラスト制作

イラスト制作

絵を描くことが得意な方には、イラスト制作の副業がおすすめです。

クラウドソーシングサービスにイラストレーターとして登録しておくと、企業から依頼があったロゴやイメージキャラクターなどの制作を通じて報酬を獲得できます。

ほかにも、ココナラをはじめとするスキルマーケットに自分の実績や制作物を公開すれば、企業や個人事業主からイラスト制作のオファーが届くこともあります。

最近注目されているNFTマーケットにオリジナルのイラストを出品することで、自分の作品を商品として販売することも可能です。

このように、イラスト制作は収益化の幅が広い副業だといえるでしょう。

6. YouTube(動画投稿)

Youtube(動画投稿)

YouTubeに動画を投稿して副収入を得る方法です。

YouTubeアカウントを収益化させるためには、一定の登録者数や総再生時間といった条件を満たして広告を貼るか、企業の商品・サービス紹介などの案件を獲得する2種類の手段があります。

どちらも数多くのチャンネル登録者数を獲得する必要があり、収益化までには時間がかかります。

しかし、YouTuberとして成功すると副業で月100万円以上の収入を得ることも夢ではありません。

YouTubeへの動画投稿といっても、単に動画を撮影して編集するだけではなく、コンテンツの需要を調べるための市場調査能力や、自分をいかに魅力的に見せるかを考えるセルフブランディング力が必要で、副業を行うとさまざまなスキルが身につきます。

おすすめしない副業の特徴

おすすめしない副業の特徴

ここまでさまざまな副業を紹介してきましたが、中には合わなかったり避けた方がいい副業もあります。

ここではおすすめしない副業の特徴について解説します。

確実に儲かる、誰でも稼げるなどの文言を掲げている副業

「誰でも簡単に稼げる」「ノーリスクで確実に数十万円儲かる」といったように誇大な謳い文句を掲げている副業には注意しましょう。

現実的に、ノーリスクで誰でも簡単に高収入が得られるようなものはありません。

こうした「簡単に大金が手に入る」ことをアピールする広告は、実際にはほとんど稼げないか、自社のセミナーや情報商材売り込む手段として使われることがあります。

さらに、悪質な場合では詐欺や犯罪に関わるようなものもあるため、十分な警戒が必要です。

「とにかくすぐに稼ぎたい」と焦って仕事(副業)を探すと、このような甘い言葉で誘う怪しい仕事に飛びつきそうになりますが、その仕事が本当に信頼できる企業・個人からの依頼なのか精査することが非常に重要です。

会社の情報が不明瞭な副業

副業を選ぶ際、代表者の名前や住所、資本金などの基本情報が明確でない会社の案件には注意が必要です。

会社の情報が不透明なまま仕事を受注すると、報酬がきちんと支払われなかったり、思わぬトラブルに巻き込まれたりする可能性もあります。

特に、SNSなどで個人が募集している副業の中には、詐欺まがいの怪しい案件も多いため、しっかりと見極めることが重要です。

副業を始める際は、会社の情報や評判を確認した上で、怪しい会社には近づかないようにしましょう。

加えて、仕事を受注する際は契約書を交わすことで、後々のトラブルを回避しやすくなるでしょう。

初期費用がかかる副業

セミナーや教材、コミュニティへの登録に費用がかかる副業にも注意が必要です。

求人の中には、お金を支払わせることが目的で、実際には条件の良い仕事がほとんど案内されないというケースも存在するようです。

初期費用が必要な副業がすべて危険だというわけではありませんが、相場よりも極端に高額な費用を求められたり、初期費用の内訳が明示されていない場合は、避けた方が無難でしょう。

副業で案件を見つける方法

副業で案件を見つける方法

副業となる仕事を探す方法はいくつかあります。

ここでは、代表的な方法を紹介します。

SNS

TwitterやInstagramを代表とするSNSは、仕事探しの手段としても活用できます。

個人や企業が、仕事を依頼する場所として利用していることもあるため、短期や単発の仕事を探したいときにもおすすめです。

基本的には自分のSNSアカウントから仕事に応募することが多いため、発信内容には注意しましょう。

普段から副業やビジネスに関する情報を発信しておくなど、副業に活かしたい自分のスキルを積極的にアピールできれば、仕事を受注できる可能性も高まります。

副業サービス

安心して受注できる仕事を探したい場合、「ココナラ」や「クラウドワークス」などの副業サービスを活用しましょう。

サイト上にさまざまな仕事の案件が掲載されており、自分のスキルや経験に合わせた仕事を選んで応募できます。

初心者向けから専門性の高い上級者向けまで幅広い種類の案件が毎日公開されるため、定期的にチェックすることをおすすめします。

副業サービスを利用する際は、報酬の中から手数料を支払う必要がありますが、サービスを介すことで悪質な案件を避けやすくなったり、契約手続きの手間を省けたりする点がメリットです。

専門的な知識・スキルがある方や、挑戦したい仕事の分野が決まっている方は、特定の分野に強い副業サービスも使うのもおすすめです。

フリーランスエージェント

フリーランスエージェントは、フリーランス向けに仕事を紹介してくれるサービスです。

主に業務委託契約の案件を中心に紹介しており、IT・Web業界の案件が多い傾向があります。

プログラミングなどの専門スキルがある場合は、得意な言語やポジションのような希望の条件に沿って案件を紹介してもらえます。

フルリモートが可能な案件や、週2〜3日の勤務から可能な案件もあるため、自分の働くイメージに合わせて選択するとよいでしょう。

取り扱う案件は多いものの、専門的な知識やスキルを必要とするため、未経験者が受注するのは難しいとされています。

副業探しにおすすめのサイト3選

副業探しにおすすめのサイト3選

どのように副業を探すべきか悩んだ場合は、クラウドソーシングサイトを活用してみましょう。

クラウドソーシングサイトは、仕事を依頼する発注者と、仕事を探している受注者をマッチングさせることを目的としたサイトです。

ここでは、特におすすめのサイトを紹介します。

クラウドワークス

クラウドワークスは、日本最大級のクラウドソーシングサービスで、会員登録をすればすぐに仕事を探せます。

登録料や利用料などは無料となっているため、登録して仕事を探すのにお金はかかりません。

ただし、ワーカーとして働く場合、稼いだお金に対してシステム利用料が発生します。

システム利用料は報酬の5〜20%となっていて、報酬を受け取る際に自動で差し引かれます。

クラウドワークスで探せる仕事は、アンケートやレビューのような数分で終わる簡単な仕事から、プログラミングのような長期にわたる専門性の高い仕事まで様々です。

自分のスキルや興味に合わせて好きな仕事を選んで応募できるため、豊富な種類の中から仕事を選びたい人にもおすすめです。

出典:株式会社クラウドワークス「ワーカーシステム利用料」

ランサーズ

ランサーズは、クラウドワークス同様の大手クラウドソーシングサービスです。

仕事や案件の数が豊富で、データ入力やアンケートモニターのような初心者向けの仕事も多数あるのが特徴です。

ランサーとして仕事を受注する場合、システム手数料として一律16.5%が報酬から差し引かれます。

ランサーズでは、やりたい仕事を探して応募するだけでなく、自分のスキルや知識を商品パッケージとして販売することもできます。

自分の経験・スキルを活かして働きたいという方や、やりたい仕事がはっきりと決まっている場合は、自分で料金や業務内容を決めて出品するのもよいでしょう。

出典:ランサーズ株式会社「システム手数料の詳細を教えてください」

ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズは、フリーランスとして働きたい人向けに仕事を紹介するサービスです。

特に、IT業界で働く方のサポートを目的として、エンジニアやデザイナーなどの案件を中心に取り扱っています。

専属エージェントが希望・条件にあった案件を紹介してくれ、契約交渉などの手続き面でもサポートしてくれるメリットがあります。

週2、3日から働ける案件が多いのも特徴で、本業の合間に働ける仕事を探している方にもぴったりです。

ITプロパートナーズでは、掲載先の企業から仲介手数料を得ているため、サイトの利用者が別途手数料を払う必要はありません。

IT分野のスキル・専門性に自信がある方や、柔軟な働き方を求めている方に利用をおすすめします。

副業で発生した収益には確定申告が必要?

副業で発生した収益には確定申告が必要?

本来、会社員の方は源泉徴収によって所得税や住民税が給与から天引きされており、納税手続きはすべて会社が行ってくれているので、確定申告をする必要がありません。

しかし、本業の給与とは別に副収入が発生すると、その金額によっては確定申告が必要になります。

ここでは、副業にまつわる確定申告の基礎知識を解説します。

「所得」が20万円を超えると確定申告が必要

年末調整を受けた給与所得以外の所得が20万円以下の方は、確定申告は不要です。

副業で得た所得が年間20万円を超えた場合、自ら税務署で納税額を申告しなければなりません。

所得とは、売上から必要経費を除いた金額を指し、利益とは異なります。

せどりの副業を例にあげると、年間30万円の売上に対して5万円の経費がかかった場合は、所得金額が25万円になるため、確定申告が必要です。

上記の経費が15万円なら所得金額が20万円以下におさまるので、確定申告をする必要はありません。

会社にバレたくない場合は住民税を「自分で納付」

所得金額が年間20万円以下なら確定申告が不要というルールは、あくまで所得税にのみ適用されます。

住民税は所得金額にかかわらず、所得税とは別に確定申告が必要です。

そのため、所得金額が20万円以下の場合でも、必ず税務署で納税額を申告するようにしましょう。

確定申告をする際は、確定申告書の裏面にある「住民税の徴収方法」から、「特別徴収」か「自分で納付」のどちらかを選択しなければなりません。

  • 特別徴収:本業の給与から天引きしてもらう方法
  • 自分で納付:申告した年の6月頃に届く住民税徴収票で自分で支払う方法

副業を会社から公認してもらっている場合は、特別徴収でも問題ありません。

もし会社に副業をしていることがバレたくない方は、「自分で納付」にチェックを入れたほうが良いでしょう。

自分で納付すると会社に住民税納付書が届かないため、税額から勤め先に副業していることがバレる可能性が低くなります。

確定申告できる期間は毎年2月〜3月

1年間の所得を計算した後、毎年2月16日~3月15日の間に確定申告を行います。

申告できるタイミングは1ヶ月間と短いため、どうしても税務署に足を運べない方は、パソコンやスマートフォンから電子申告ができる「e-Tax」を活用しましょう。

なお、申告によって確定した所得税は3月15日までに支払う必要があるので、それまでに資金を確保しておけるように準備が必要です。

住民税に関しては、確定申告によって明らかになった所得から納税額が計算され、その年の6月から一括または4分割(給与天引きの場合は12分割)で徴収されます。

副業を始めるうえで気を付けること

副業を始めるうえで気を付けること

口約束をしない

副業を始めるときは、受注する仕事内容の詳細について確認し、受注前にきちんと契約を結ぶようにしましょう。

自分で仕事を探す副業の場合は、会社員として働くのとは異なり、トラブルがあった際は自分で対応しなくてはいけません。

例えば、SNSで悪質な依頼者から仕事を受けてしまった場合、募集内容と実際の仕事内容が異なったり、報酬額が不当に減らされたりするというトラブルが起こることがあるかもしれません。。

このような際に、問題が起きてから「言った言わない」で揉めないように、あらかじめ契約書を交わしておくことが大事です。

自分で契約書を作成するのが難しいと感じる方は、報酬のやりとりがサービスを通じて行われる副業サービスを利用するのがおすすめです。

違法ではないか確認する

広く募集されている仕事だからといって、必ずしも安全な仕事とは限りません。

中には仕事として行うためには資格が必要であったり、仕事内容そのものが法的にグレーであったりするものも存在しています。

特にマルチ商法は、特定商取引法によって厳しく規制されているため注意が必要です。

「簡単に高収入が得られる」「人に商品を勧めるだけで報酬が獲得できる」といった謳い文句には安易に乗らないように気をつけましょう。

怪しいと感じたら、消費者ホットラインや警察の相談専用電話などの窓口に相談するのをおすすめします。

まとめ:副業を本業に影響が出ない範囲で実施しよう

副業を本業に影響が出ない範囲で実施しよう

インターネットが身近な存在になった現在、Webサービスを駆使して数多くの副業にチャレンジできるようになりました。

特に、今回おすすめした12種類の副業は比較的始めやすいものが多く、やる気さえあれば誰でも気軽にスタートできるでしょう。

これまでとは異なる環境で仕事をしてみると、市場調査能力やコンサルティング能力といった、思ってもみなかったスキルが身につくかもしれません。

ただし、副業に力を入れ過ぎるがあまり、本業の仕事がおろそかになっては本末転倒です。

本業と副業のバランスに十分注意しながら、自分らしい働き方を見つけましょう。

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