使い道のないお金やボーナスなどのまとまって入金されるお金を定期預金で運用しようと考えている方も多いのではないでしょうか。

定期預金は一定期間引き出さずに預け続けなくてはならないという制限があるものの、普通預金よりも高い金利が設定されている点が魅力の金融商品です。

今回の記事では、定期預金のメリットを中心に、デメリットや満期の短い定期預金についても解説します。

定期預金のメリット

定期預金の1番のメリットは安全性の高さです。外貨預金、債券、株式など他の金融商品と比較して、お金を減らさずに運用する、という点では定期預金が優れています。ここでは、安全性の高さを含む定期預金のメリットを解説します。

元本割れリスクがない

元本割れリスクとは、預けたお金が引き出す際に減ってしまうリスクのことです。他の金融商品と異なり、定期預金は元本割れのリスクがありません。元本割れがない、ということで安心してお金を預けられます。使い道が決まっているお金を減らさずに運用できる点が定期預金の魅力の一つです。

普通預金より金利が高い場合が多い

定期預金は普通預金よりも金利が高く設定されている場合が多いです。また、金融機関によっては定期預金の金利を上げるキャンペーンを実施していることもあります。例えば、夏冬のボーナスの期間や退職金で定期預金を作成するなどです。

定期預金はある程度まとまったお金を入金する、決まった期間銀行にお金を預ける、など普通預金と比較して銀行側のメリットも大きいため、金利が高く設定されています。

手数料が無料

定期預金の作成や解約に手数料はかかりません。外貨預金や債券、株式など他の金融商品の取引をする際は手数料が必要なことを考えると、手数料がかからない点は定期預金の魅力です。

また、一定期間取引のない普通預金口座を持っていると口座維持手数料が必要になる、という話を聞いたことがあるかもしれません。しかし、定期預金口座に対して口座維持手数料がかかるという話は現状ありません。

預金保険制度の対象になっている

預金保険制度とは、金融機関が破綻した際に預けているお金の一部を1000万円まで保護する制度です。一つの銀行に預けるお金は1000万円までがいいよ、という話を聞いたことがあるかもしれませんが、それは預金保険制度があるからです。

元本だけではなく、利息も保護の対象になります。1000万円の定期預金があった場合でも、元本1000万円と破綻した日までの利息が保護の対象です。ただし、定期預金だけではなく、普通預金や貯蓄預金なども含めて1000万円までが保護の対象であることに注意してください。

原則中途解約ができない

定期預金は原則、満期が来るまで解約できません。利用者にとっては自分のお金を自由に引き出せないため、デメリットに感じるかもしれません。定期預金で預けるべきお金は、基本的に今は使い道のないお金です。定期預金に預ける目的は使い道のないお金を貯金しつつ、少しでも増やすことではないでしょうか。

意思の弱い人の場合は、普通預金にお金が入っていると貯金用でも使ってしまうことがあるかもしれません。しかし、定期預金では原則中途解約ができません。その事実が意思の弱い人にとっては足枷となって貯金に繋がると考えられます。

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定期預金のデメリットや注意点

定期預金のメリットとして、安全性の高さを解説してきました。資産運用の世界では、安全性が高い商品はリターンが少ない傾向にあります。定期預金は他の金融商品と比較してリターンが少ない点がデメリットの一つです。

その他にも定期預金ならではのデメリットもあります。先ほど解説したメリットと合わせて、ご自身の資産運用にどのくらい定期預金を活用するかご検討ください。

預入金額や期間は途中で変えられない

定期預金は預入金額や満期までの期間などの内容を途中で変えることはできません。また、固定金利で長期の定期預金を作成した場合、金利が上がった際でも元の低い金利のまま運用しなくてはなりません。

定期預金の金額を増やしたいときは、新しい定期預金を作成することになります。逆に定期預金を減らしたいときは、一旦解約して必要なお金を手元に残し、残りを新規の定期預金としてもう一度作成することになります。

定期預金に預けたいが、途中の引き出しにも対応したものがいい、という方には自由引出型定期預金がおすすめです。1ヶ月や6ヶ月など、各金融機関が設定した期間を過ぎると、定期預金を解約せずに一部を引き出すことができます。

基本的には満期終了まで引き出せない

途中解約できない点は、先ほどメリットの一つとして紹介しましたが、デメリットの一つでもあります。定期預金は最初に決めた期間引き出せない代わりに、普通預金よりも高い金利で預けることができます。そのため、基本的に満期終了まで引き出せないことは仕方ないと言わざるを得ません。

金融機関によっては、満期前の定期預金をATMで引き出せないことがあります。満期前の定期預金を引き出す際は、普通預金や満期終了後の定期預金と比較して手間がかかる可能性があることも覚えておいてください。

中途解約すると金利が下がる

医療費や車の修理代等、突発的にまとまったお金が必要な場合に対処するために定期預金を解約したい場面があるかもしれません。定期預金は基本的に満期まで引き出せない金融商品ですが、そういった状況に対処するために中途解約が可能です。

中途解約をすると、満期時の金利よりも低い金利になります。中途解約時の金利については金融機関によって扱いが異なるため、利用する金融機関のホームページや店頭でご確認ください。

他の投資に比べてリターンが少なめ

定期預金は株式や債券などの他の金融商品と比較するとリターンが少ないです。リターンの大きい金融商品は、その分マイナスになるリスクを負っています。定期預金の場合、元本割れのリスクがない金融商品なためリターンも少ないです。

現在は低金利が続いており、定期預金でお金を増やすことは難しいです。大手メガバンクや金利が高いとされているネット銀行の定期預金の金利をいくつかまとめたので参考にしてください。

銀行名 金利
三井住友銀行 0.002%
三菱UFJ銀行 0.002%
みずほ銀行 0.002%
あおぞら銀行 0.15~0.2%
ローソン銀行 0.03%
イオン銀行 0.02%

大手メガバンクの金利の場合、100万円を預けて1年間後にもらえる利息は20円です。ネット銀行の中でも金利の高いあおぞら銀行に預けた場合、100万円で2000円になります。

例えば株式投資では、年間3〜5%の運用が現実的であることを考えると、同じ100万円を運用して1年で3〜5万円増やせると考えられます。そのように考えると定期預金でお金を増やすことは大変です。定期預金は安全な分、リスクが低いためリターンも少ない、と認識してください。

1ヶ月からできる短期定期預金について

定期預金の中には満期が1ヶ月の短期定期預金や1週間の超短期定期預金と呼ばれるものもあります。定期預金なので基本的に満期まで引き出せない点は同じですが、満期が短いため資金の拘束力が弱い点が特徴です。

定期預金に預けるお金はしばらく使い道のないお金が中心になりますが、2、3ヶ月後に使いたいお金を一旦預ける、将来のためのお金の内、何かあった時にすぐ引き出せるように一部を短期定期預金に預ける、などの使い道があります。

短期なのに高金利が魅力

定期預金の中には、短期間で金利が高いものもあります。キャンペーンの際に定期預金を作成する、新規口座を開設してから一定期間内に定期預金を作成する、などの条件があることが多いです。

例えば、三井住友銀行日興支店専用の定期預金は満期1ヶ月の定期預金ですが、金利が年1%と高く設定されています。SMBC日興証券を通じて三井住友銀行日興支店の口座開設した場合に、口座開設日から3ヶ月以内に1回だけ作成可能な定期預金です。満期1ヶ月なので金利は「1% × 30日 ÷ 365日」で約0.08%となります。

表示されている金利は、1年間預けた場合の金利です。そのため、短期定期預金の実際の金利は表示されている金利を預けていた日数で割ります。広告では高く見えた金利も、実際に適応する時は1年間保有していないため、低くなっている点に注意してください。

1週間からできる超短期定期預金もある

1週間や2週間が満期の超短期定期預金と呼ばれるものあります。定期預金でありながら、満期が1週間・2週間と更に短いため資金の拘束力が弱い点が魅力です。

全ての余剰資金を一つの定期預金としてまとめるのではなく、一部を満期1週間の定期預金で運用することで、突発的にお金が必要になった際に引き出すこともできます。定期預金は中途解約してしまうと金利が低くなってしまうため、超短期定期預金の使い方の一つとしておすすめの方法です。

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自動継続で複利効果に期待できる

定期預金の満期後に利息を含めて自動継続にすると複利効果が期待できます。

投資や資産運用では、利息を再投資してどんどん元本を大きくすることでより大きな利益を出すことが基本です。定期預金を作成する際には、利息を受け取るタイプと利息を元本に加えて再投資するタイプがあります。利息を生活費として消費したい、などの理由がない場合は再投資して複利効果を狙うことをおすすめします。

主にネット銀行が取り扱っている

1ヶ月満期の定期預金はみずほ銀行、三井住友銀行などの大手メガバンクなどでも取り扱いしていますが、1週間・2週間満期の定期預金は主にネット銀行が取り扱っています。

ネット銀行やインターネットバンキングなど、インターネット上で銀行取引を行うことに抵抗がある方もいるかもしれません。そのような方は新生銀行や東京スター銀行行など、実店舗があって1週間満期の定期預金を取り扱っている金融機関を利用してみてはいかがでしょうか。

まとめ:定期預金のメリットは安全性の高い金融商品

定期預金は元本割れのリスクがなく、預金保険制度の対象であるため安全性の高い金融商品であると言えます。

しかし、リスクが少ない分、リターンも少なくなっています。現在は低金利のため、定期預金だけでお金を増やすことは難しいです。また、途中で一部を引き出すことができず、解約すると金利が低くなってしまいます。定期預金の中には、満期が1週間や1ヶ月と短いものもあり、短期定期預金と組み合わせることで定期預金を中途解約が必要ないように工夫ができます。

定期預金はリターンは少ないものの、リスクが少なく安全に資産を増やすという点では数ある金融商品の中で最も優れているものの一つと言えます。定期預金のリスクが少なく安全性が高いがリターンは少ない、という特徴を理解した上で、ご自身の資産運用に上手に組み込んでください。

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